博多駅から長崎駅へ行くには、途中の武雄温泉駅まで、在来線特急「リレーかもめ」に乗る必要があります。
実はこのリレーかもめ、黒い車体(787系)と白い車体(885系)の2種類が走っていて、乗り心地が違うことをご存知ですか?
そのなかでも、子連れで乗る方におすすめなのが「黒いリレーかもめ(787系)」。
もし何も知らずに「白い車体(885系)」に乗ってしまうと、「子供が揺れでぐずってしまった…」「座席が滑って座りにくい…」なんてことになるかもしれません。
長崎在住・2歳児ママの私が、乗車レポを交えつつ、「なぜ子連れには黒いリレーかもめが良いのか」、そして「スマホの予約画面で黒い方を見分ける方法」などを徹底解説します。

リレーかもめと西九州新幹線には、帰省のために何度も子供と乗っています!
子連れに「黒い787系」がおすすめの理由

リレーかもめには「885系(白い車体)」と「787系(黒い車体)」の2種類がありますが、子連れに全力でおすすめしたいのは、黒い787系です。
787系が人気の理由は、シンプルに3つあります。
- 揺れが少ない構造
- 座席が布製で滑らない
- 4号車の座席が広い!4人でも座れる個室(サルーン)もある
それぞれの違いを、もう少し詳しく見ていきましょう。
「白い885系」はとにかく揺れる
流線型でかっこいい「白いかもめ(885系)」ですが、実は「振り子式」という、カーブで車体を傾けて高速で走る仕組みになっています。
・デメリット①:揺れが大きい
・デメリット②:革張りシートが滑りやすい
885系の多くは高級感のある「革張り」の座席。小さなお子さんを膝に乗せたり、一人で座らせたりすると、姿勢が崩れやすいのが難点です。
・メリット:2号車に、787系にはない「おむつ交換台付きトイレ」があります。
ただし、揺れておむつが変えにくかったので、おむつ交換は博多駅で済ませるのがおすすめです(体験済み)。

西九州新幹線にも、おむつ替えに対応したトイレがありますよ。
「黒い787系」の4号車には、子連れにおすすめの「個室」がある!
一方、重厚感のある「黒いかもめ(787系)」は、揺れが少なくドッシリとした安定感があります。
そして何より、4号車に「サルーンコンパートメント(4人用個室)」があるのが最大の特徴です!
窓口で予約できる4号車の個室(ボックス席)がすごい
- 半個室スタイル: ガラスのパーティションで区切られているので、多少子供が騒いでも周りの目が気になりません。
- 大きなテーブル: 真ん中に大きなテーブルがあり、お菓子を広げたりお絵描きしたりできます。
- 広々空間: 向かい合わせの4人席なので、家族でワイワイ過ごせます。
この個室、指定席料金だけで利用できる(※3名〜4名利用時など条件あり)ので、空いていれば絶対にここを狙うべきです!
ただし「みどりの窓口」のみでの販売なのでご注意ください。
スマホのみで予約を終えたいなら、787系の4号車(指定席)座席でも十分!
787系の特急リレーかもめの4号車(指定席)も、シート同士の間隔が広く、ゆったりと座れます。
子供が前の座席を蹴るかも…と心配な方や、足元に荷物を置きたい方は要チェックです。
【リレーかもめ】子連れにおすすめの座席は?
子連れだと荷物が多いので、ベビーカーを置きたいなら一番後ろがぴったり。
リレーかもめには、西九州新幹線のように大型荷物用の座席を事前に予約できるシステムがありません。
座席裏があいていれば、誰でも自由に荷物が置けます。
お子さんが寝てしまった場合に、ほかの座席より背もたれを深く倒してあげられるのもメリットです。

帰省で福岡へ行く際は、指定席の4号車・一番後ろをいつも予約しています。
ただし、シート同士の間隔が広いぶん、座席数は限られるのが少し残念です。
JR九州アプリからは、乗車日の1ヶ月前から予約が可能。予約できるようになったら、なるべく早く確保しておくのがおすすめです!
予約画面から「黒いかもめ(787系)」をカンタンに選ぶ方法
「黒いリレーかもめ(787系)がいいのは分かったけど、ネット予約でどうやって見分けるの?」 と思いますよね。
JRの予約画面には「黒」「白」とは書いていませんが、実は表示を見るだけで一発で見分けられます!
チェックポイントは、指定席で選べる「号車」。
JR九州のアプリで日時などを指定して検索すると、座席表と一緒に座席選択画面が表示されます。
同じ画面の上部にある「号車を選択してください」をタップすると、指定席の号車が確認できる仕組みです。

子連れにおすすめの787系は8両編成で運行しており、指定席は2~5号車まで。
画像のように、選べる指定席の号車に4号車以降が表示されていれば、子連れにぴったりな787系ということになります!
白い885系は6両編成で、指定席は2~3号車までしかありません。なお、787系・885系の1号車は、どちらもグリーン席です。
武雄温泉駅での乗り換えは、目の前の新幹線に乗ればOK!

リレーかもめ(博多〜武雄温泉)から、西九州新幹線(武雄温泉〜長崎)への乗り換えは、「武雄温泉駅」で行います。
「乗り換えなんて大変そう…」と心配になりますが、「対面乗り換え」といって、降りたホームの真向かいに新幹線が停まっています。
階段の上り下りがないので、子連れやベビーカーでも3分あれば余裕で乗り換えられますよ。
▼ 子連れなら、西九州新幹線の座席は「2号車」が正解!▼
無事に西九州新幹線へ乗り換えた後、ベビーカーをどこに置くか決めていますか?
号車や座席選びのポイントを、子連れ目線で徹底解説しています。
長崎駅に着いたら、ベビーカーはどうする?
新幹線を降りて、いよいよ長崎観光! …といきたいところですが、最後にひとつだけ、地元に住む私からアドバイスです。
坂の多い長崎観光では、大きなベビーカーを持ち歩くと、石畳や階段でかなり苦労することがあります。
正直に言ってしまうと、地元民の私も、長崎市内ではベビーカーは使いません。
なので、もし「グラバー園」や「中華街」などを回る予定なら、長崎駅で荷物を預けて、抱っこ紐やヒップシートで回るのが一番楽ちんですよ!
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子連れで長崎観光をするなら、ベビーカーを長崎駅に預けましょう!
787系を選べば、長崎への子連れ旅がもっと快適に
787系の特急リレーかもめは、揺れない・滑らない・個室あり・指定席も座席が広め!
座席の予約画面で、選べる指定席の号車をチェックして、ぜひ黒いリレーかもめ(787系)を予約してみてください。
家族旅行、少しでも安く予約するなら…
家族全員分の長崎への交通費と宿泊費、合わせると結構な金額になりますよね。
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移動の疲れもコストも最小限にして、子連れでの長崎観光を思いっきり楽しんでくださいね!






