今回は、裁判所事務官の仕事でも特に多い、電話対応についてご紹介します。
係の中で、電話対応は裁判所事務官の仕事
裁判所事務官の仕事といえば、書類の作成・窓口応対・飲み会のセッティングなどいろいろありますが、特に多いのが電話対応。
一度電話対応を任されたら、その日から係で電話をとるのは裁判所事務官の仕事です。
事件を扱う部署にいる場合は、事件を特定したうえで案件を聞く必要がある
民事部・刑事部など、事件を扱う部署にいる場合は、事件番号や関係者の名前から事件を特定し、何の事件にかかわる電話なのかをまず把握する必要があります。
電話の内容自体はシンプルなものだったとしても、誰からの電話だったのかわからないと、担当書記官へ伝達できません。
電話をかけてきた相手も、裁判所に電話した=裁判所側には正確に伝わったと思っているので、書き漏れは許されないのです。
電話対応を任される日は、ある日突然やってくる
電話対応を任される日は、ある日突然やってきます。
同期に聞いてみたところ、タイミングは部署によりさまざまなよう。
私は入庁後1週間経たないうちに、朝のミーティング中に鳴った1本の電話が最初の対応となりました。
とりあえず周りの方の電話対応を思い出して、なんとか上司につないだ記憶があります。
電話の相手は弁護士・当事者・裁判員候補者・マスコミ関係の方など
電話の相手は、外線の場合は弁護士・当事者・裁判員候補者・マスコミ関係の方などさまざま。
必要があれば他の部署に取り次いだり、上司である裁判所書記官や裁判官に対応をお願いすることもあります。 裁判所事務官のみで対応が完結するのは、以下の内容くらいでしょうか。
・次回期日が行われる日(当事者の方はもちろん、公開の手続きであれば当事者の方以外でも教えてもらえます)
・マニュアル上で回答が決められている内容(かなり量がある場合もあるのでインプットが大変です)
電話対応は、裁判の進行には必要不可欠な仕事
裁判所事務官の仕事内容は、裁判の日程を調整したり、法廷の掃除やセッティングをしたりと、裏方の仕事がメイン。
しかし、同じ係にいるメンバーは、裁判官や裁判所書記官です。彼らには、他の重要な仕事が任されています。
だからこそ、電話対応や書類作成など、裏方の仕事をする裁判所事務官は、裁判の進行には必要不可欠な存在だと言えるでしょう。

裁判所事務官としての入庁後に、周りから「裁判所事務官は縁の下の力持ちだからね」とよく言われていましたが、まさにその通りだと思います。