2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官として勤務し、現在はライターをしているみさちゅーです。
勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方はもちろん、公務員試験を控えている方・裁判所の中の人のことを知りたい方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介するこのシリーズ。
第5回目は、裁判所事務官のバックグラウンドについてご紹介します。
なお、これまでの連載はこちらです。
・第1回:【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ?
・第2回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編
・第3回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】退職後のキャリアプラン
・第4回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
大学新卒者が大半
大学の新卒者が大半で、専門学校卒・高卒者が入ってきたり入ってこなかったりという感覚でした。
大卒新卒者と比べて採用数が少ないうえ、全庁に必ず新採用職員が入るとは限らないので、専門学校卒・高卒者の方と出会うことが少ないのだと思います。
専門学校卒・高卒者のなかでも、特に多いのは専門学校卒
専門学校卒・高卒者のなかでも、特に多いのは専門学校卒。公務員専門学校を出ている方が多数。
ただ、高卒者でも、公務員試験に強い学科を出ていたり、普通科系の高校を卒業してそのまま入庁していたりするパターンもあります。
高校を卒業してそのまま入庁したい!という高校生の方も、諦めずにぜひ公務員試験にチャレンジしてみてくださいね。
司法試験撤退組は入庁後数年で裁判所書記官に
ロースクールを卒業したものの、司法試験から撤退し、裁判所事務官として働いている方も多くいらっしゃいます。
法律関係の知識がとても豊富なので、入庁後数年で裁判所書記官の試験を突破し、新たなキャリアをスタートされているイメージでした。
大学院卒者や転職組も。採用者のバックグラウンドは幅広い
大学院を卒業した方や、以前ほかの業種で働いていた転職組の方もいらっしゃいました。
採用者のバックグラウンドが幅広いため、同期の年齢差が広いのも裁判所事務官の特徴です。
新採用職員の年齢は、在籍していた頃の感覚ですと20~30歳前後が多い印象。
年齢や経歴の違いはあるものの、採用年度で区切られるため研修も一緒に受けます。学歴やバックグラウンドの違いは特に感じませんでした。
アガルートさんの公務員試験講座は、地方上級・国家(一般・専門)職に加え、裁判所の試験対策にも対応しています。
オンラインなので時間や場所に関係なく、学習を進められるのがポイント。
講師の方が作成したオリジナルテキストも手元に届くため、自分で教材を選ぶ・購入する手間もかかりません。
また、アガルートさんは法律系の難関国家資格に強い通信講座である点も魅力的です。
面接対策も行える「就職活動対策講座」もあるので、裁判所事務官を目指している方は検討してみてはいかがでしょうか。
【関連記事】
■裁判所事務官時代のことをまとめた記事になります。
(1)職場環境について
・【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ?
・【公務員辞めました】公務員になるなら知っておきたい!職場が体育会系にぴったりでしんどかった話:裁判所事務官として勤務するなかで、体育会系の職場にあたった際の出来事を中心にご紹介しています。
(2)仕事内容について
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
(3)退職後のキャリアについて:【元裁判所事務官が詳しく紹介】退職後のキャリアプラン
■裁判所事務官の職場環境について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。