元裁判所事務官のかもめです。
今回は、裁判所事務官として働いた経験をもとに、裁判所事務官に向いている人をご紹介します。
経験談を元にした記事ですので、あくまで参考程度にご覧ください。
素早く正確に事務処理が行える人

裁判所で働き始めると「適正・迅速な裁判」という言葉がよく聞かれます。
このフレーズからもわかるように、裁判所では、スピーディーかつ正確にひとつひとつの事務をこなす能力が求められます。
扱っている事柄の性質上、ミスはできません。絶対に間違えられないというプレッシャーを常に感じながら働かなければならない職場でもあります。
なお、裁判所事務官の事務仕事としては、書類作成・来庁者応対(窓口応対)・電話応対などがあります。
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状況に合わせて柔軟に対応できる人
裁判所事務官として働くなら、突発的な出来事やレアなケースにも柔軟に対応できる力が大切です。
裁判所の手続きの流れは法律で決まっています。
ただ、実際には決められたルールに則りながら、事件ごとに状況を判断・対処しなければならないことも多くあります。
裁判所事務官の段階では事件の担当書記官に指示を仰ぐことがメインになるため、指示待ちではなくどうすべきか自分なりに提案できるのが理想的です。
必要な情報を調査・選抜し、論理的に話を組み立てる力がある人
裁判所事務官になると、必要な情報を調査・選抜し、論理的に話を組み立てる力も求められます。
裁判所内部での仕事は論理的に組み立てられた話しか通用しない

ほかの裁判所職員への説明はもちろん、研修の場面などでも、根拠をしっかりと組み立てたうえで説明しなければなりません。
一般的な企業でも普通のことかと思いますが、この「論理的に話を組み立てる力」を求める部分が裁判所は強い傾向にあります。
相手に悪気はないのですが、上司・同僚・後輩への仕事上のちょっとした相談や提案でも、穴をつつくような聞かれ方をされると思っておくくらいの準備が必要です。
これから裁判所で働くなら、論理的に話を伝えることが当たり前とされていると思っておいた方がよいでしょう。
採用面接の想定問答は念入りに作成するのがおすすめ

裁判所事務官の面接試験のために、想定問答を用意する方もいらっしゃるでしょう。
採用面接を行うのは裁判所職員です。そして、前述したとおり、裁判所ではとにかく論理的に話をすることが求められます。
想定問答は、つじつまが合わないところがないよう念入りに練っておくのがおすすめです。
「大体この程度しか聞かれないだろう」ではなく、ちょっと深く掘りすぎかな?というくらいがちょうどよいのではないでしょうか。
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窓口対応でも論理的な思考が必要
来庁者の方とお話しする窓口対応では、基本的に手続きの流れをお伝えすることになります。
誰が聞いてもわかりやすく、必要なことを正確に伝えるためにも、論理的に情報を組み立てて話す力は必要です。
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法律への興味・関心がある人

民事事件や刑事事件を扱う事件部での裁判所事務官は、法律に則って手続きを正確に進めるためのサポート役です。
当然、自分の仕事に関わる法律が途中で変わることもあります。
改訂された内容を理解しなければ、日々の仕事をこなすことが難しくなってしまうため、法律の改訂を面倒だと思わず、追いかけるくらいの知識欲が必要です。
\裁判所事務官が法律を学ぶ「六法」についてはこちら/
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官が愛用する、判例六法Professionalの魅力。六法全書との違いもチェック
世代を問わず通用するコミュニケーションスキルが備わっている人

裁判所事務官には、世代を問わず通用するコミュニケーションスキルも必要です。
窓口に来た相談者・証人などへの応対も裁判所事務官の仕事
裁判所事務官になると、窓口に来られた相談者の方はもちろん、証人や裁判の関係者(当事者)の方など、さまざまな年代の方とお話しする機会があります。
知識はもちろん、最終的には経験がものを言うことにもなりますが、これから裁判所事務官を目指すのであれば、物怖じせず、幅広い世代の方とお話できる能力が備わっているとよいかと思います。
コミュニケーションスキルは内部でも役立つ
一緒に仕事をする裁判所書記官・裁判官・裁判所事務官の年代もバラバラなので、内部でもコミュニケーションスキルが役立ちます。
なお、裁判所事務官は、同期の間でも10歳以上の年の差があることは割と普通です。
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上司・部下・同僚に合った雑談のネタを集める「好奇心」も必要

お堅いと思われやすい裁判所。しかしながら、裁判所事務官・裁判所書記官といった裁判所職員が一緒に仕事をする「執務室」では、休憩時間に楽しく雑談をすることもよくあります。
裁判所に限ったことではありませんが、上司・部下・同僚に合った話のネタを集める力もあると便利です。
裁判所事務官として裁判所で働くうえで、雑談が必要な理由
裁判所で働くうえで雑談が必要な理由としては、仕事の内容が複雑で難しいぶん、年上・年下に関わらず、ほかの話で相手との距離が詰められないと話を進めづらい場合もあるからです。
すぐにプライベートな話をするのは難しいことも多いので、相手の方の子供時代や学生時代に流行った事柄を知っておくとネタになりやすいです。
もともとは興味がなかったでろう事柄を楽しく調べたり知ったりすることができれば、話も広がりますし、最終的には仕事もしやすくなることがあります。
なお、以下のnoteでは、「本当は裁判所に向いてないんじゃない…?」と不安な方に向けて、『合わない人の特徴』を綴っています。裁判所は特殊な環境ですので、よかったら覗いてみてくださいね。



