【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は？期日調整編

裁判所事務官時代のこと

2022.08.25

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■2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官（一時期は検察審査会事務官も兼務）として勤務

■勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方・公務員試験を控えている方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介しています。

2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官として勤務し、現在はライターをしているみさちゅーです。

勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方はもちろん、公務員試験を控えている方・裁判所の中の人のことを知りたい方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介するこのシリーズ。

今回は、裁判所事務官が裁判の日程調整を行う「期日調整」の仕事についてご紹介します。

初回の裁判日を調整するのは、裁判所事務官の役割

裁判所では、裁判日のことを期日といい、裁判の日程調整を「期日調整」といいます。

この期日調整のうち、最初の裁判日については基本的に裁判所事務官が行っています。

なお、2回目以降の裁判は、法廷内で裁判後わりに決められます。

裁判所事務官が行う、期日調整の流れは以下の通りです。

（1）裁判所書記官からの指示を受け、ルールに沿って候補日を2～3日程度ピックアップする

（2）ピックアップした日程をもとに、関係者（※）へ電話でご予定を確認する

※民事裁判の場合は、原告・被告（代理人（弁護士など）がついている場合はどちらも代理人）です。

※刑事裁判の場合は、検察庁・被告の代理人になります。

（3）都合がついた日程を次回期日（裁判日）として、システムに登録する

関係者への電話連絡は、すぐに回答をもらえないパターンが大半です。

回答をいただけるまで数日かかったケースもあったため、裁判所書記官から指示をいただいたら早めに取り組んでいました。

上記のようなノートタイプなど、大きめの付箋に候補日・連絡相手をリストアップして、回答結果を○・×などとメモしている方が多かったです。

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裁判所事務官の1日の流れや、民事・刑事・家事（家庭裁判所関連）手続きで行う裁判所書記官の仕事などについて紹介されています。

発行年度は少々前になりますが、求められる人物像や合格体験記なども掲載されており、特にこれから裁判所事務官を目指す方におすすめです。

入庁後のイメージを膨らませることで、受験勉強のモチベーションを上げたいときにも役立つでしょう。

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■裁判所事務官時代のことをまとめた記事になります。

（3）仕事道具について
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のIT事情：裁判所事務官が手続き・書類作成に使用するツールなどについてもご紹介しています。
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のパソコン事情：裁判所事務官に貸与される、ノートパソコンのことについてご紹介した記事になります。
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の六法事情