PR
スポンサーリンク

【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の官舎事情。入居前に確認したいポイントや間取りも

裁判所事務官時代のこと
本記事には、プロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています

2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官として勤務し、現在はライターをしているみさちゅーです。

勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方はもちろん、公務員試験を控えている方・裁判所の中の人のことを知りたい方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介するこのシリーズ。

今回は、裁判所事務官が入居でき、実際に筆者も住んでいた公務員官舎について詳しくご紹介します。

■なお、以下の記事では、裁判所事務官の仕事内容について詳しくご紹介しています。
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?日直・当直編
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?期日調整編

スポンサーリンク

裁判所事務官は、官舎での暮らしも選べる

裁判所事務官になると、配属エリアに空きがあれば官舎でも暮らせます。

官舎は、公務員宿舎とも呼ばれている場所。民間企業だと、社宅のようなイメージです。

官舎で暮らすメリット

官舎暮らしのメリット1:同期がご近所さんになることも

官舎で暮らすメリットとしては、同期がご近所さんになる場合もある点です。

私が官舎へ入居したのは、新規採用のタイミングでした。

同期が違う階に住んでおり、出勤時のバスが同じで自然と仲良くなれました。

また、ゴミ捨てや買い物などでもよく会うので、生活のちょっとした時間も楽しいものに

仲の良い同期ができると官舎ライフが充実します。

退職した今でも仲良くしてくれており、時折ご飯に行っています。

官舎で暮らすメリット2:家賃が浮く。月1万円以下の場合もある

家賃が浮くことも、官舎で暮らすメリットのひとつです。

場所にもよると思いますが、毎月1万円以下で住めるケースもありました。

給与から天引きされるので、毎月の振り込み処理も必要ありません。

なお、官舎以外の賃貸住宅に住む場合は、令和4年4月13日現在、月額で最高28,000円の住宅手当(住居手当/家賃補助)が支給されるとされています(*1)。

裁判所事務官が官舎で暮らす方法

新採用職員の方なら、内定後に人事担当者の方と何度か電話で話す機会があります。

官舎への暮らしを希望する場合は、内定後に一度空き状況を聞いてみてはいかがでしょうか。

なお、人事担当者の方からお話をいただけるパターンもあります。

※新採用時以外でも、異動時にお話をいただける場合があります。

官舎暮らしを決める前に確認しておきたいポイント

築年数や設備は要チェック。官舎により大きく差がある

官舎は築年数・設備にバラつきがあります

エレベーター・オートロック付きの物件に住めることもあれば、大きな古い一軒家の場合も。

こちらがバランス釜です。カチカチ…とつまみを回しながら、内部で点火します(*2)。

 

ちなみに裁判官官舎でも、現代の給湯器ではなく、昔ながらの「バランス釜」を使用している物件も未だにあります。

空室があると分かったら、どんな物件なのかきちんと確認しておきましょう。

配属庁からの距離も大事。通勤に片道1時間近くかかる場合もある

裁判所事務官が暮らす官舎は国家公務員用であり、裁判所専用ではないため、必ずしも配属庁に近いとは限りません

私が住んでいた官舎は、裁判所までバスで片道30〜40分程度の場所。

混んでいると1時間ほどかかる場合もあるため、早めのバスを選んでいました。

(参考)筆者が実際に住んでいた公務員官舎の間取りや設備

前述した通り、公務員官舎によりかなり差が激しいため、あくまで参考程度にご覧ください。

筆者が住んでいた公務員官舎の間取りと印象

特に入庁前だと官舎の間取りを確認できないこともあるかと思いますので、私が当時住んでいた官舎の間取りをざっくりとご紹介します。

当時は独身で一人暮らしをしていたため、ワンルームのお部屋を借りていました。

具体的な広さまで覚えておらず申し訳ありませんが、「ベッドを置くとちょっと狭いかな・・・」という印象でした。

たまたま築年数が浅い官舎だったこともあり、全体的にとても綺麗でした。

筆者が住んでいた公務員官舎の設備面

リビングには押し入れではなくクローゼットがあり、収納しやすく大変助かりました。

また、官舎の出入口付近には時間・曜日を問わず利用出来るゴミステーションも完備。

キッチンの狭さを除き、設備面で気になる点は特にありませんでした

※参考文献(*1):採用Q&A | 裁判所

※参考文献(*2):【図解】バランス釜って何?使い方と注意点 | 女性の一人暮らし・賃貸物件なら【Woman.CHINTAI】


【裁判所事務官採用試験に向けて予備校・専門学校を探している方に】

裁判所事務官採用試験に向け、予備校や専門学校を探している方におすすめしたいのが、法律系の難関国家資格に強い通信講座「アガルートアカデミー」

アガルートアカデミーさんの公務員試験講座は、地方上級・国家(一般・専門)職に加え、裁判所の試験対策にも対応しています。

オンラインなので時間や場所に関係なく、学習を進められるのがポイント。働きながら裁判所事務官への転職を目指す場合にも合っているでしょう。

講師の方が作成したオリジナルテキストも手元に届くため、自分で教材を選ぶ・購入する手間もかかりません。

面接対策も行える「就職活動対策講座」も実施されているので、裁判所事務官を目指している方は検討してみてはいかがでしょうか。

 


【裁判所の内部事情をもっと詳しく知りたい方におすすめの1冊】

裁判所に20年勤務され、現在は行政書士としてご活躍中の中村圭一さんが書かれた1冊です。
実際のエピソードを交えつつ、裁判所職員の日常などについて詳しくご紹介されています。

【関連記事】

■裁判所事務官時代のことをまとめた記事になります。

(1)職場環境について
【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ?
【公務員辞めました】公務員になるなら知っておきたい!職場が体育会系にぴったりでしんどかった話:裁判所事務官として勤務するなかで、体育会系の職場にあたった際の出来事を中心にご紹介しています。
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所職員のランチ事情

(2)仕事内容について
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?日直・当直編
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?期日調整編

(3)仕事道具について
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のIT事情:裁判所事務官が手続き・書類作成に使用するツールなどについてもご紹介しています。
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のパソコン事情:裁判所事務官に貸与される、ノートパソコンのことについてご紹介した記事になります。
【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の六法事情:裁判所事務官が法律の条文を調べるときに使用する本、六法についてご紹介しています。

(4)給与について:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のお給料について

(5)裁判所書記官試験について:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所書記官試験の受験事情

(6)退職後のキャリアについて:【元裁判所事務官が詳しく紹介】退職後のキャリアプラン

タイトルとURLをコピーしました