2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官(一時期は検察審査会事務官も兼務)として勤務し、現在はライターをしているみさちゅーです。
勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方・公務員試験を控えている方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介しています。
今回は、裁判所事務官の福利厚生事情として、実際に裁判所で裁判所事務官として働いていた頃の土日の過ごし方や、プライベートでの職員同士の交流についてご紹介します。
裁判所事務官時代の土日は、同期と日帰り旅行が多かった
裁判所事務官をしていた頃は独身だったこともあり、同じ都道府県の裁判所で働く同期職員と日帰り旅行へ行くことが多かったです。
私が配属されたエリアはたまたまみんな仲良しで、平日も毎週ご飯に行くような関係性でした。退職した今も連絡を取ったり、ごはんに行ったりしています。
\平日のリアルなお休み事情や育休・産休事情はこちら/
配属先により裁判所事務官の同期職員との関係性はバラバラ
同期の裁判所職員との関係性は、相性や採用人数による部分もあり、配属された都道府県によりバラバラです。
裁判所主催の研修対象者は、採用年度でくくられることが大半。さらに通常の仕事でも関わりがあれば、なおさら同期職員との接点は増えます。
研修や日々の仕事を経るなかで、自然と付き合い方が定まっていくかと思います。
オンオフ割り切った付き合い方をしている場合も普通にある
高裁管轄での研修で他の都道府県の同期職員に話を聞いてみると、同じ都道府県の同期職員間でもオンとオフ割り切った付き合い方をしているケースも多々ありました。
研修での関わりを経るなかで、自然と付き合い方が定まっていくかと思います。
裁判所職員共済組合に入っている職員とレクレーションを楽しむ人も
裁判所には、裁判所職員共済組合(裁判所内では「組合」と呼ばれています)があります。
裁判所職員共済組合に入ると、土日に開催されるバーベキューやテニスなどのレクレーションへの参加が可能に。
なお、勧誘の目的もあって、裁判所共済組合へ入っていなくても、レクレーションに誘っていただける場合もあります。
私は入っていませんでしたが、裁判所共済組合に入っている裁判所事務官は、土日を高頻度で裁判所共済組合のレクレーションへ費やすことになるようです。
共済組合で人脈作りもOK。でも、入らなくても周囲との関係性は作れた
個人的に、共済組合に入ると多くの裁判所職員との関わりができるため、人脈作りには有効だと思います。
共済組合では土日のレクレーションはもちろん、定期的な飲み会や集まりも行われているからです。
とりあえず呼ばれた飲み会(食事会)に毎週参加したら人脈は広がった
私は裁判所共済組合には入っていませんでしたが、とりあえず呼んでいただいた飲み会(食事会)に毎週参加していたら、人脈は自然に広がりました。
庁の規模もあり、知らない人はほぼいないレベルになったので、人脈作りのために加入すればよかった〜との後悔を感じたことはありませんでした。
特に新規採用職員の場合は、いろいろなところからお声がかかります。気が向けば足を運んでみるとよいでしょう。
\裁判所事務官の飲み会(食事会)はこんな感じでした/
裁判所職員共済組合の加入状況は、都道府県によりさまざま
裁判所職員共済組合の加入は任意とされていますが、都道府県によりほぼ強制加入させられるところと、自由なところとさまざまです。
なお、会費は月3000円程度とのことでした。「入ってみると楽しかった!」との声も聞くので、気になる方は加入してみてはいかがでしょうか。
もちろん、家族で過ごしたり趣味に費やしたりする人もいる
もちろん、土日は家族で過ごしたり趣味に費やしたりと、裁判所事務官により過ごし方はさまざまです。
土・日・祝日の日中に書類受付等を行う「日直」や、夜間受付の「宿直」が割り当てられていない限り、基本的に土日は自由に過ごせます。
せっかく福利厚生が整えられているので、ご自身にとってぴったりな過ごし方が見つかると理想的ではないでしょうか。
\裁判所事務官の日直・宿直については以下の記事で詳しくご紹介しています/
【リアルな福利厚生事情】課長クラス以上だと土日に出勤している人もいた
日直・宿直が割り当てられていなくても、課長クラスの管理職になると土日も出勤している方はいらっしゃいました。
裁判所職員は、主任・係長・課長・部長・次長・局長と役職が上がっていきますし、課長クラスになるためには長い勤務期間や内部試験への受験が必要です。
入庁後しばらくは土日が確保されていると思って差し支えないと思います。
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