2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官として勤務し、現在はライターをしているみさちゅーです。
勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方はもちろん、公務員試験を控えている方・裁判所の中の人のことを知りたい方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介するこのシリーズ。
第6回目は、裁判所事務官が行う日直・当直の仕事についてご紹介します。
なお、これまでの連載はこちらです。
・第1回:【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ?
・第2回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編
・第3回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】退職後のキャリアプラン
・第4回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
・第5回:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のバッググラウンドは?
日直・当直が回ってくると、公務員なのに土日祝出勤が必要
日直・当直制度を設けている庁に配属された場合、土曜日・日曜日・祝日が出勤日になることもあります。
順番に担当が回ってくるので、毎週ではありません。
日直は、平日同様に8:30~17:00までの勤務。当直は、日直とバトンタッチする形で17:00~8:30が勤務時間です。なお、当直は平日も実施されています。
日直・当直の仕事内容は?
日直・当直は、裁判所事務官と裁判所書記官が割り振られます。
主に裁判所書記官の指示を受けながら、弁護士や警察などから出される書類の受付などを行います。
日直の場合は、郵便物の処理も裁判所事務官の仕事です。部署別の振り分けが主な業務。普段は別の部署が行う仕事ですが、週明けに郵便物をスムーズに割り振れるよう、日直の裁判所事務官が行っています。
\年末年始の当直業務はこちらでご紹介しています/
当直制度を設けている裁判所では、年末年始も職員が交代で勤務しています。
変わってくれる人がいれば、交代や「交換」もできる
変わってくれる人が見つかった場合は、交代をお願いすることも可能です。
交代をお願いしたい方と担当日を交換することもできるので、適宜相談してみましょう。
日直・当直を積極的に交換・交代してくれる方がいる場合も
日直・当直を受けると手当がもらえるため、庁のなかには、日直・当直を積極的に受けてくれる方がいらっしゃる場合も。
お子さんがいらっしゃり土日祝日は時間がとれない方・日直や当直はすすんで受けたくないという方は、日直・当直を積極的に受けてくれる方によくお願いしていました(私もそうでした)。
日直・当直を積極的に受けてくれる方は、庁のなかでは知られた存在。これから入庁予定の方は、上司や同僚との会話の中で、さらりと聞き出してみてくださいね。
【関連記事】
■裁判所事務官時代のことをまとめた記事になります。
(1)職場環境について
・【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ? | てげてげわーくす
・【公務員辞めました】公務員になるなら知っておきたい!職場が体育会系にぴったりでしんどかった話:裁判所事務官として勤務するなかで、体育会系の職場にあたった際の出来事を中心にご紹介しています。
(2)仕事内容について
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編 | てげてげわーくす
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
(3)異動について:裁判所職員(事務官・書記官)の転勤事情。異動の間隔や範囲、打診時期などについても紹介
(4)退職後のキャリアについて:【元裁判所事務官が詳しく紹介】退職後のキャリアプラン