2013年4月〜2018年3月まで裁判所事務官として勤務し、現在はライターをしているみさちゅーです。
勤務当時の情報にはなりますが、裁判所事務官志望の方はもちろん、公務員試験を控えている方・裁判所の中の人のことを知りたい方に向け、裁判所職員の内部事情や仕事内容などをご紹介するこのシリーズ。
第11回目は、裁判所事務官が受けられる、裁判所書記官試験の受験事情についてご紹介します。
■以下は、裁判所事務官の職場環境についてご紹介した記事の一部になります。本サイトでの裁判所事務官関連の記事一覧はこちらより確認できます。
・【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ?
・【元裁判所事務官が執筆】裁判所事務官の結婚事情。裁判官や司法修習生との結婚も(noteの記事ページへ飛びます)
・裁判所職員の異動事情(noteの記事ページへ飛びます)
裁判所書記官試験の受験には条件を満たす必要あり。すぐには受けられないことも
総合職で採用された裁判所事務官の場合は、任官した最初の年度から受験できます。
ただし、一般職で任官した裁判所事務官が裁判所書記官試験を受験するには、一定期間の勤務実績が必要です。
一般職の場合、任官後すぐに受験することはできませんが、学習への積極的な姿勢は歓迎されると思います。
裁判所書記官試験に向けた定期勉強会は、受験条件を満たしていなくても参加できる
終業後に定期勉強会を開催している庁もあるので、少しでも興味があればぜひ参加してみましょう。
入庁したばかりなど、受験条件を満たしていなくても参加できます。
私が参加していた会では、宿題はなく、予習・復習ができていなくても特に問題なかったので、仕事終わりにちょっと話を聞きに行くという心持ちでも最初は問題ないと思います。
定期勉強会の開催は庁内の回覧板でお知らせがある
定期勉強会の開催は、庁内の回覧板でお知らせされます。私の場合は入庁したばかりの頃、当時の上司から気軽に参加してみるといいよ、と背中を押されて初出席。
特に飲み会などはありませんが、ほぼ毎週行われていたので、接点のない部署の方とも自然とつながりができます。
定期勉強会のご縁で、不要になった参考書や資料などをいただけることもあり助かっていました(法律の専門書は値が張るものも多いのです)。
バックアップ体制は整っているといえるでしょう。
裁判所書記官試験の受験は自由
裁判所書記官試験の受験は、強制ではありません。ただ、受験資格を得ると、自然と「今年から受験できるよねー?」と軽い感じで上司から声をかけられることが増えます。
しっかりと勉強を重ねたうえで受験している方もいましたが、一応勉強したから受けてみる、という方も多かった印象です。
なかには「無理だと思っていたけど受かり、養成所に行くことになった」という方もいました。
裁判所事務官採用試験に向け、予備校や専門学校を探している方におすすめしたいのが、法律系の難関国家資格に強い通信講座「アガルートアカデミー」。
アガルートアカデミーさんの公務員試験講座は、地方上級・国家(一般・専門)職に加え、裁判所の試験対策にも対応しています。
オンラインなので時間や場所に関係なく、学習を進められるのがポイント。働きながら裁判所事務官への転職を目指す場合にも合っているでしょう。
講師の方が作成したオリジナルテキストも手元に届くため、自分で教材を選ぶ・購入する手間もかかりません。
面接対策も行える「就職活動対策講座」も実施されているので、裁判所事務官を目指している方は検討してみてはいかがでしょうか。
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■裁判所事務官時代のことをまとめた記事になります。
(1)職場環境について
・【元裁判所事務官が内部事情を詳しく紹介】職場環境はどんな感じ?
・【公務員辞めました】公務員になるなら知っておきたい!職場が体育会系にぴったりでしんどかった話:裁判所事務官として勤務するなかで、体育会系の職場にあたった際の出来事を中心にご紹介しています。
(2)仕事内容について
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?電話対応編
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?書類作成編
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官の仕事内容は?日直・当直編
・【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のIT事情:裁判所事務官が手続き・書類作成に使用するツールなどについてご紹介しています。
(3)退職後のキャリアについて:【元裁判所事務官が詳しく紹介】退職後のキャリアプラン
(4)給与について:【元裁判所事務官が詳しく紹介】裁判所事務官のお給料について